【ゼリア新薬工業株式会社の場合】~社員教育のさらなる充実を目指しMediasite を導入~

全国に散らばるMRがより学びやすい環境を

ゼリア新薬工業では、「健康づくりは幸せづくり」というモットーのもと、医療用医薬品と一般向け医薬品の製造・販売を中心に事業を展開しています。そのモットーを叶えるための大切な取り組みの一つが、MR の教育です。MRは医療用医薬品の情報を医師や薬剤師等に提供すること、医薬品使用後の有効性や安全性情報を収集することを主な業務としています。当社では、こうした全国に散らばるMR への教育の手段としてMediasiteを導入しました。的確な知識、有効なプレゼンテーションのスキルを学ぶために、MR 全員がMediasite を利用したコンテンツを視聴しています。

ゼリア新薬工業株式会社

ゼリア新薬工業株式会社

医薬マーケティング部

古市 浩康氏

教材DVD配布から、オンデマンド視聴の実現へ

当社がMR 教育にMediasite を導入したのは2012 年、『e-Learning Awards フォーラム』で知ったのがきっかけでした。もちろん、Mediasite 導入以前もMR の教育には力を入れていましたが、全国のMR 全員に同じ教育を提供するという点で、そこにはさまざまな壁がありました。たとえば、著名な医師を講演に招いても特定の地域のMR しか参加できないという事や、演者である医師の許可を得て社内教育用として学会の共催セミナーの模様を録画してDVD を作成しても膨大なDVD のライブラリーから視聴したいコンテンツを探し出すのが困難で有効活用できていないという状況もありました。こうした障害を取り除く手段として導入したのがMediasiteのシステムです。当初は「社内のセキュリティに対応できるか」、「通信環境の面で、システムを導入しても他業務に支障はないか」という課題がありましたが、試用の段階でどちらもクリアできることがわかり、導入を決定しました。
現在では、MR 全員にユーザーID とパスワードを配布し、Mediasite サーバーにアップロードされたコンテンツを視聴できる環境を整えています。各コンテンツは1時間強の映像が多く、一度に見てもらうことは難しいという場合もありますが、途中で視聴を中断してもスライドのサムネイル画像からピンポイントでその続きから簡単に視聴できることや、繰り返し見たい部分をすぐに探す事ができるため、MR からの評判も上々です。日々の業務で忙しいMR が、ちょっとした空き時間にどこからでも講演コンテンツを視聴できる環境を得られたという意味でも、非常にその有効性を感じています。コンテンツの中には、全MR に視聴を促し、その内容に沿った確認テストを実施することもあります。そうした面でも、コンテンツを提供する研修担当者側、研修を受講するMR 側ともに使いやすい研修システムが確立できつつあると実感しています。

研修にとどまらず、広がりを見せる他部署での活用

Mediasite を導入したもう一つのメリットとしては、私たち研修担当者が細かい視聴データを把握できるという点もありました。どのコンテンツが何回視聴されているかはもちろん、たとえば1時間の映像のうち何分程度視聴されているのかという詳細なデータまで取得できるので、再生回数が多くてもじつはあまり見られてないコンテンツ等もわかってきます。そうした意味で、当然人気コンテンツが何かという情報も見えてくるのですが、当社の研修用コンテンツの中でも高い人気を誇るのが『プレゼンコンテスト』の映像です。プレゼンコンテストとは、各地域から製品説明に優れたMR を選出し、最終的に優勝者を決めるというものです。このコンテストはMediasite があることで時間や予算を気にせずに実施しています。もし、Mediasite を導入しなければ、出場者や審査員のスケジュールを押さえて一つの会場に集めなければならず、大変な手間と予算が生じることでしょう。一方でMediasite を利用すれば、各プレゼンターのプレゼン映像をサーバーにアップし、一定の期間内に審査員が視聴するという方法で実施が容易になりました。また、優秀者の発表コンテンツは特にアクセス数が多く、全国のMR がより有効なプレゼンの方法を学ぼうと、率先してそのコンテンツにアクセスする状況も続いています。さらに、MRを対象としたコンテンツ以外にも、たとえば社内ルールが変更になった場合や、全社員に向けたコンプライアンス研修等にも利用するようになりました。とくに社内ルールの変更については、今までは全国の事業所を回って内容を伝達していたのですが、Mediasite のおかげでその時間や手間も大幅に軽減しました。また、コンテンツが多岐に渡るようになったため、それぞれが必要な映像にきちんとアクセスできるよう、各コンテンツに「本部向け」「MR 向け」「全社員向け」「研修担当向け」といった視聴制限を設けてライブラリーを整理するようにもなりました。当初、想定していたMR の教育以外でも、さまざまな場面でMediasite を利用するようになっています。

視野に入れているのは、ライブ配信の実現

Mediasite を導入した当初、私自身も精密機器に詳しくはありませんでしたが、Mediasite は操作する上で特別な知識は必要ないので、いまではコンテンツ作成も非常にスムーズに行えるようになりました。また、わからない部分に関しては、フリーダイアルに問い合わせればサポートデスクの方にすぐに対応していただけるので、その点でも安心しています。あるときにはMediasite の機能の枠を超えた映像の編集方法をうかがったこともありましたが、とてもわかりやすく説明していただき、本当に助かったことを覚えています。当社で利用しているのは「Mediasite ML Recorder」ですが、持ち運びの面でも使いやすさを感じています。全国の事業所に持ち運んで収録を行う機会も多いのですが、飛行機で移動する際、精密機器であるため預け入れ荷物にすることは非常に抵抗がありました。

事例

ですが、「Mediasite MLRecorder」は機内に持ち込めるサイズですので手荷物として移動することができ、その点でも助かっています。現在は、視聴者が観たいときにコンテンツにアクセスできるオンデマンド視聴のみで利用していますが、今後実施してみたいのは、やはりライブ配信です。DVD で運用していた時には、学会の共催セミナーを収録してもMR が実際に視聴できるのは学会から2 週間以上経ってからという状況でしたが、現在ではMediasite を利用することでおよそ3 ~ 4 日で視聴環境を整える事が可能になりました。しかし、ライブ配信はやはりリアルタイムで情報を得られますし、質疑応答にもその場で対応できることから非常に興味が高い部分です。講演者側、視聴者側がともに緊張感を持ち、有意義な意見交換ができる場を提供していくことが研修担当側としての理想です。ライブ配信も含め、Mediasite をさらに有効に使い、よりよい社員教育の方法を見つけていくことを、Mediasite のスタッフの方々とともに行っていければと考えています。